生産者

花苗
生産農家徳永 哲也さん

花を育てることをもっと生活の中に取り入れて

花壇苗は庭やベランダなどを華やぐ空間に変える必須のアイテム。根強い人気のガーデニングも相まって、直売所などでも四季折々で彩り豊かな花壇苗が並びます。今回、花壇苗専業農家の徳永さんを訪問し、お話を伺いました。
農協で営農指導を行っていた徳永さんが、県内で先駆けて花壇苗の栽培を専業で始めたのは30年ほど前。「シクラメンなどの鉢ものと比べて花壇苗は育てる人が少なく、よそからも入ってきにくくてね。県内に出回る花壇苗を充実させるために花壇苗の専業農家を始めたんです」
現在では松山市の市場や産直市、ホームセンターなどのほか、四国や近畿などの県外へも幅広く出荷しています。

8月下旬、松山市南東部にある17棟のハウスでは、発芽したばかりのパンジーやポットに植え替えられたビオラ、ピークを迎えて出荷を待つばかりのペチュニアなど数々の花苗が栽培されていました。
「花苗には種から発芽させるもの、挿し木で育てるもの、苗を仕入れて育てるものがあります。気温や風当たりの違いで発芽や成長の度合いが変わるので、様子を見ながら適宜ケースの場所を入れ替えたり、ハウスの外に出したりして調整します」

栽培は年間を通して行っており、春から夏の間はマリーゴールドやサルビア、ポーチュラカなど50種ほどを、秋冬にかけてはパンジーやビオラ、ハボタンなど20種ほどを出荷します。「新しい品種や在来種の色違いなど、毎年新しいものも取り入れていますよ。今年初めて3色のケイトウを育ててみたんですが、思い通りの花が咲いたときはやっぱりとてもうれしいですね」

コロナ禍でガーデニングをする人が増える一方で、若い世代は室内向けの花を選ぶ傾向も。「記念樹のように、ちょっとした記念に花を植えるなど、もっといろいろな花との関わり方をしてもらいたいなと思います」

  • 徳永 哲也
  • 徳永 哲也
  • 徳永 哲也
徳永哲也さんちのアレンジ

徳永哲也さんちのアレンジ

季節の寄せ植え(※写真はイメージ)

<材料>
季節の花苗適宜、植木鉢、土、肥料など適宜

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