生産者
伊台・五明こうげんぶどう
生産農家中山 浩志さん
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「一粒一粒に思いをこめて」
松山市北東部に位置する伊台・五明エリア。水はけの良い花崗岩土壌は糖度の高いブドウの生育に適し、昼夜の寒暖差がブドウの色づきを良くするという気候条件に恵まれ、約90年前から栽培が始まりました。現在は約50軒の生産者が、シャインマスカット・ピオーネ・藤稔・ブラックビートなど様々な種類のブドウを作っています。
「ブドウ畑は父の代から受け継ぎました。ブドウはメロンやキウィフルーツなどとは違い、木になっていないと熟さない果物です。熟すと肩側から緑が少し抜けて、黄色みを帯びてくる。贈答用には翡翠のようなブドウが並ぶけど、実は黄緑〜黄色いほうが甘いんよ。
ブドウは、花が終わり実がつき始めた頃に「摘粒」作業が始まります。房の形を整えるためですが、摘粒を失敗すると未成熟な実が混ざったり食味が落ちたりします。密集した実や未成熟な実をハサミで一つずつカットするのは経験と技術が必要で、ここが腕の見せどころでもあるんです。
恵まれた土壌で熟練の生産者によって栽培される『伊台・五明こうげんぶどう』は、甘みと酸味のバランスとれた〝日本一おいしいブドウ〟だと思うとるんです」
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中山浩志さんちの食卓
○おいしい食べ方
シャインマスカットなど酸味の少ない緑系のぶどうは、常温でも冷やしても。ピオーネやブラックビートなど酸味のある黒系のぶどうは、冷やして食べるほうが美味しいです。
○ブドウの保存の仕方
・洗わずに、購入したときの三角袋に入ったまま冷蔵庫へ。1週間くらい大丈夫です。
・ブドウの粒を茎をつけてカットし、洗わずに冷凍庫へ入れます。茎がフタをしてくれるので傷まず、冬まで保存でき、クリスマスケーキなどのデコレーションに活躍します。(※写真はイメージ)。
○カットブドウでおもてなしスイーツ
・市販のプリンやゼリーなどに、生クリームとカットしたブドウをトッピング。おもてなしスイーツのできあがり。(※写真はイメージ)
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