生産者
レタス
生産者赤星文人さん
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豊富な地下水で育った、柔らかいレタス
JA松山市管内にある赤星文人さんの畑では、冬場はパスライトという保温シートに守られ、青々としたレタスが栽培されています。
赤星さんは専業農家になって35年余り。「レタスは冬の作物。まだ暖かい時期にはパワースイープという品種、温度が下がれば厳寒期でも大きく育つレイヤードという品種を植えます」と赤星さん。
スーパーに並ぶレタスはすべて同じに見えますが、実は100種類以上の品種があるそうで、赤星さんも数えたことがないというほど。時期によって生育期間が変わりますが、定植して1カ月半から2カ月で収穫を迎えます。
「レタスはとにかく水が大好きな作物。この辺りは地下水が豊富で、5メートルも掘ればきれいな地下水があふれ出てきます。温度管理も重要で、種をまいたときの温度と葉が成長して開いてくる時の温度を変え、はじめに大きく育てることが品質の良いレタスを作る秘訣です。農薬も最小限に抑え、手間暇かけて作っています」と赤星さん。
赤星さんの畑では、1アールにつき660株を栽培しているそうで、約30アールの畑から1日30ケース、毎日300~500個のレタスを出荷。午前中に収穫し、午後から外葉を取って選別後に箱詰めしています。
JA松山市によると、JA松山市管内のレタス農家は34人。9.5ヘクタールの畑で計画生産量は260トン(2024年度)となっています。
赤星さんは「レタスはとにかくきれいな見た目で軽いものを選んで。重いレタスは苦く、軽いレタスは甘いです。切り口は空気に触れると変色しますが、レタスが古いわけではありません。500円玉ほどの切り口のレタスが美味しいですよ」と教えてくれました。
また赤星さんの奥さんは「レタスはサラダだけでなく、チャーハンに入れて炒めたり、白和えやしゃぶしゃぶにしたり、食べ方はいっぱいありますよ。私は市場に出すときは捨ててしまう外葉が好きなんです」と笑って教えてくれました。県内産のレタスの出荷は10月中旬から翌年5月まで。新鮮でみずみずしく、柔らかいレタスが店頭に並びます。
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赤星文人さんに聞きました 「レタス」おすすめの食べ方は?
●レタスの白和え
レタスを炒める。水分が出るので好みで水を切る。
水気を切った豆腐を和えて、しょうゆで味を付ける。
お好みでごまを振りかけて完成。
※しょうゆの代わりに味噌味でも美味しい。
●レタスのしゃぶしゃぶ
鍋が完成後、レタスをしゃぶしゃぶする。レタスの食感が残るくらいがおすすめ。
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