生産者

興居島レモン
松山市農業協同組合 興居島レモン部会
部会長平野 敏弘さん

瀬戸内の青い海に映える、爽やかな甘いレモン

松山市農業協同組合 興居島レモン部会 部会長 平野敏弘さんにお話しを聞きました。
興居島の農家は昔から、農作物に水をやる時期の目安として、乾燥に敏感なレモンの木を植えていました。
国産レモンの需要の高まりを受け、本格的な産地づくりへの足がかりとして、2019年11月、松山市農業協同組合は「興居島レモン部会」を発足させました。
瀬戸内ならではの温暖な気候と水はけの良い土壌を利用し、現在は約2.9ヘクタールで栽培し、約25トンを収穫しています。
品質管理は厳格で、重量選別機を用いて、3等級(秀・優・良)を重量・大きさによる6階級に分け、市場からは高い評価と信頼を得ていて、生産者の生産意欲の向上にもつながっています。

興居島レモンの魅力は、何と言っても「糖度10度」という高さ。
そのまま食べても甘みを感じられます。
レモンの香りと酸味は、さまざまな料理の味を引き立てたり、疲労回復にもなったりと、まさに万能かつ優秀です。

国内では瀬戸内がレモンの産地として知られていて、興居島では比較的枝にトゲが少ない「アレンユーレカ種」が植えられています。
レモン部会長である平野敏弘さんは、「レモンの大敵は、細菌による『かいよう病』です。レモン自身のトゲによって実が傷つき、その傷口から細菌が侵入することもあります。実が傷つかないよう、できるだけトゲは摘み取っているんですよ」と話します。
艶やかで美しいレモンイエローの果皮を守るには、愛情をかけ、目を配らなければいけません。

現在、松山市農協が取り扱うレモンはすべて「興居島レモン」。令和5年1月13日に「まつやま農林水産物ブランド」に認定されました。
柑橘類の収穫がひと段落し、他の国産レモンの流通が終わる4月から流通させることで、その価値は上昇。正品は主に名古屋や大阪に出荷、県内でも1カ月ほど店頭に並びます。

  • 平野 敏弘
  • 平野 敏弘
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まつやまさんちの食卓

松山市農業協同組合 興居島レモン部会に聞きました 「興居島レモン」おすすめの食べ方は?

松山市農業協同組合 興居島レモン部会に聞きました 「興居島レモン」おすすめの食べ方は?

レモンジャム

実はレモンの皮は、栄養の宝庫。
マーマレードとしてレモンの皮をまるごとジャムにするのがおすすめです。
レモンは柑橘類の中でも皮の苦味が強いので、じっくり弱火で苦味やえぐみを取ると食べやすくなります。
パンやスイーツにのせるのはもちろん、お肉やお魚とも相性抜群。
また、ジャムをそのまま紅茶に入れれば、豊かな香りが広がるレモンティーとしていただけます。

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